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学力検査では、中学校で習ったことをどれだけ理解しているかが試されます。最近は、知識だけでなく「思考力・判断力・表現力」が重視され、「資料の読み取り」や「自分の考えや結果に至った理由を述べる」といった、覚えた知識を活用する問題が多くなっています。こうした入試問題の出題傾向を知っておくことで、受験勉強で必要な対策がわかります。

英語

2026年度/令和8年度

出題傾向

大問数は例年通り4問で、マークシート形式です(一部記述問題あり)。大問1は英文での解答を含むリスニング問題、大問2は英作文を含む長文読解、大問3は対話文の長文読解、大問4は物語文の長文読解が出題されています。平均点は前年度の63.7点から63点程度になる見込みで、前年と同程度の難易度でした。 リスニングを除く総語数(本文以外の単語含む)は大問2が約560単語、大問3が約780単語、大問4が約950単語となり、合計で2300単語程度となりました。これは、例年よりも100~200語ほど少ない結果となります。 英作文のテーマは「最近始めた(始める予定の)趣味について」でした。

対策のポイント
英作文が出題される!

例年、Eメールの返信文を3文で解答する問題が出題されています。配点は12点です。総合的な英語力が試されるため、中学校で習う単語・熟語・文法をまずはしっかり覚えましょう。日頃から自分の考えを記述する練習をし、学校や塾の先生に添削をしてもらいましょう。また、こういった問題では文法や単語に誤りがあると厳しく減点されます。難しく考えずにシンプルな文を作ることが高得点を狙うポイントです。

長文読解が大問4つのうち3つ出題される!

リスニング問題を除いた大問1~3は、全て長文読解です。それぞれの文章量が多く、各大問に小問が4~7つあるため、速読力が必要となります。中学校の教科書を何度も音読し、基本的な英文に慣れることが重要です。また、入試対策用の問題集を使用して、初見の長文読解に挑戦し、要点を掴む練習も行うとよいでしょう。特に模試や入試過去問は繰り返し解き直しをしましょう。

過去4年間の出題実績

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分野出題内容 2023年 2024年 2025年 2026年
リスニング 正しい答えを選ぶ
絵や地図を使う
メモ・グラフ・表を完成する
日本語[英語]で答える
自分の考えを英語で書く
発音・アクセント 発音・アクセント
くぎり・強勢・抑揚
読解 英文和訳(記述)
脱文挿入
内容吟味
要旨把握
語句解釈
語句補充・選択
段落・文整序
指示語
会話文
文法・英作文 和文英訳
単語の穴埋め
語句補充・選択
語句整序
正誤問題
言い換え・書き換え
英問英答
条件英作文
自由英作文
過去4年間の出題数

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出題形式 2023年 2024年 2025年 2026年
大問数4444
小問数23232323
リスニング5555
英作文2222

数学

2026年度/令和8年度

出題傾向

大問数は例年通り5問で、マークシート形式です(大問1と証明問題のみ記述形式)。大問1は計算や数量、作図などの小問集合の形式で、大問2は数量や式の証明問題、大問3は関数の問題、大問4は図形の証明問題、大問5は空間図形の問題が出題されており、全体的な出題形式は例年と変わっていません。平均点は前年度の60.4点から63点程度になる見込みで、前年より易化しました。 近年では、大問1の小問7は確立とデータの分布が交互に出題されており、今年度も例にもれずデータの分布からの出題となりました。また、大問4の証明問題は図形の相似の証明の出題頻度が高かったものの前年度は合同の証明でしたが、今年度は相似の証明の出題でした。

対策のポイント
大問1の全問と大問2~4の1問目は得点できるようにしよう!

大問1は46点分、大問2~4の1問目はそれぞれ5点のため計15点分の配点になります。これらをすべて正解できるだけで合計は61点となり、これは例年の平均点とそう変わらない点数ですので、偏差値50ほどになります。これらの問題の正答率はどんなに低くても50%前後となっており、およそ半数以上の人が正解できています。決して難しい問題ではありませんので、数学が苦手だという人でも、時間いっぱいを使ってでもこれらの問題を答えられるように対策してみましょう。

得意分野を見つけよう

都立高校入試では、大問2では数量や式の証明問題、大問3では関数の問題、大問4では図形の証明問題、大問5では空間図形の問題が出題されます。このパターンはここ数年間変化していません。基礎的な問題に正解できるようになったら、模試の結果を振り返って自分の得意分野を見つけてみましょう。得意分野でしっかりと得点につなげられるように(もしくは苦手分野での失点を減らすために)、対策に使う時間に差をつけることが高得点を狙うコツです。

過去4年間の出題実績

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分野出題内容 2023年 2024年 2025年 2026年
数と式 正負の数
文字式
方程式・不等式
式の計算
連立方程式
平方根
多項式
2次方程式
関数 比例と反比例
1次関数
関数 y = ax2
図形 平面図形
空間図形
平面図形と平行線の性質
図形の合同
図形の相似
円周角と中心角
三平方の定理
データの活用 データの分布・比較
確率
標本調査
過去4年間の出題数

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出題形式 2023年 2024年 2025年 2026年
大問数 5555
小問数 19191919
記述問題 図形の証明(説明)1111
その他の説明・証明など0000
立式・解法の過程の記述1111
作図(図形)1111
作図(グラフ)0000

国語

2026年度/令和8年度

出題傾向

大問数は例年通り5問で、マークシート形式です(漢字の読み書きと作文のみ記述形式)。大問1は漢字の読みを答える問題、大問2は漢字の書きを答える問題、大問3は文学的文章の読解、大問4では論理的文章の読解とテーマ型作文、大問5では古典を引用した対話文との混交問題が出題されました。全体的な出題形式は例年と変わっていません。平均点は前年度の75.0点から70点程度になる見込みで、前年より難化しました。大問3では、基本的に小説が出題され、随筆からの出題はありません。また詩歌からの出題も非常に稀であるため、対策の必要性はかなり低いと言えます。逆に、文法事項(主に品詞の理解)といったように毎年出題される問題もあります。

対策のポイント
どのように読解問題の対策をするか?

都立高校入試では大問3で文学的文章(小説)の読解が、大問4で論理的文章(論説文)の読解が出題されます。例年だと、文学的文章が3000字前後なのに対し、論理的文章は4000字前後の文章量となります。これらを制限時間以内に読むためには文章を速く読む力に加え、文章を理解する力が重要です。表現技法や段落構成に注目しながら読解することがポイントとなりますが、これはがむしゃらに問題に取り組んだり、読書をしたりするだけでは身に付きません。問題を解くだけではなく、間違えた問題はもちろんのこと、正解した問題も解答と解説に目を通すようにしてみてください。国語では「なぜそれが正解なのか?」を正しく理解することが偏差値向上の第一歩です。

「作文」が出る!

大問4の論説文の最後の小問は、自分の考えを記述する作文問題(200字)が出題されます。作文問題と一括りにされがちですが、実はいくつかの種類に分けられます。都立高校入試はいわゆる「テーマ型」と言われるものです。このテーマ型作文の書き方に関しては、一朝一夕で身につくものではありません。様々なテーマで作文を書きながら、体験談や具体的なエピソードの引き出しを増やしていきましょう。学校や塾の先生にも必ず見てもらい、誤字脱字や作文のルールを守れているかも確認しましょう。

過去4年間の出題実績

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分野出題内容 2023年 2024年 2025年 2026年
漢字・語句 漢字(読み・書き・筆順・画数・部首)
熟語(三字熟語・四字熟語)
語句(ことわざ・慣用句)
文法 文と文節
品詞・用法
敬語、その他
表現・情報 グラフ・図表の読み取り
話し合い
伝え方の工夫
課題作文
聞き取り問題
文学史 文学史
現代文(読解) 主題・表題
大意・要旨
情景・心情
内容吟味
文脈把握
段落・文章構成
指示語
接続語
脱文・脱語補充
古典 古文のかなづかい・古語
古文の会話・主語
古文の展開
漢文・漢詩
文章のジャンル 論説文・説明文
記録文・報告文
小説・伝記
随筆・紀行・日記
和歌(短歌)
俳句・川柳
古文
漢文・漢詩
過去4年間の出題数

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出題形式 2023年 2024年 2025年 2026年
大問数5555
小問数25252525
記号解答14141414
記述式解答(漢字の読み書きも含む)11111111

理科

2026年度/令和8年度

出題傾向

大問数は例年通り5問で、マークシート形式です(一部記述問題あり)。大問1では4分野の小問集合が、大問2では4分野の資料問題が出題されます。大問3~6ではそれぞれ地学・生物・化学・物理の問題が出題されました。この出題の順序は例年継続されており、全体的な出題形式も変わっていません。平均点は前年度の59.2点から64点程度になる見込みで、前年より易化しました。(大問6に1点の加点措置があり、それを含んだ点数です。) 分野別に見ると、化学・生物分野に比べて、物理・地学分野の難易度はやや高めです。出題の比重としては、4分野ほぼ均一に出題されますが、今年は化学分野から1問多く出題されました。物理分野の比重が大きいです。

対策のポイント
問題文の全てに目を通そうとしないこと

理科の問題文はレポートや実験が多くの割合を占めており、ひとつひとつの数値や結果を理解しながら読み進めることは先生たちでも困難です。特に理科に苦手意識がある人は問題を読むだけでも一苦労でしょう。大切なのは、今から解く問題がなんの分野かを正しく把握し、問題を迎える準備をすることです。問題の中にはレポートや実験の内容を読まなくても、小問の部分だけに注目すれば正解できるような知識問題も多く散りばめられています。いきなり全体に目を通さず、わかる問題で確実に点数をとれるようになりましょう。

計算問題は難問

計算問題は難問が出題される傾向にあります。そのため時間配分に注意し、ミスのないように解く必要があります。問題集を活用して、様々な分野の問題の対策をしておきましょう。理科は物理・化学・生物・地学の4分野に分かれています。当然ひとりひとりの苦手としている範囲は異なりますので、模試の振り返りをして自分自身がどの問題を解けるようになるべきかを考えて勉強するようにしましょう。

過去4年間の出題実績

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分野出題内容 2023年 2024年 2025年 2026年
物理 力のはたらき
光と音
電流
電流と磁界
力のつり合いと合成、分解
運動の規則性
仕事とエネルギー
化学 物質のすがた
水溶液
状態変化
物質の成り立ち、原子・分子
物質の化学変化
化学変化と物質の質量
水溶液とイオン、電池とイオン
化学変化と電池
生物 生物の観察と分類の仕方
生物の体の共通点と相違点
生物と細胞
植物の体のつくりと働き
動物の体のつくりと働き
生物の成長とふえ方
遺伝の規則性と遺伝子
生物の種類の多様性と進化
地学 身近な地形や地層、岩石の観察
地層の重なりと過去の様子
火山と地震
自然の恵みと火山災害・地震災害
気象観測
天気の変化
日本の気象
自然の恵みと気象災害
天体の動きと地球の自転・公転
太陽系と恒星
分野融合 エネルギーと物質(物理・化学)
自然環境の保全と科学技術の利用(化学・生物)
生物と環境(生物・地学)
過去4年間の出題数

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出題形式 2023年 2024年 2025年 2026年
大問数6666
小問数25252525
記号解答24232323
短文記述1222
計算問題6755
図・グラフ、モデル0000
語句記述

[関連記事] 【中学生】理科の成績の上げ方|苦手になる原因や勉強のポイント

社会

2026年度/令和8年度

出題傾向

大問数は例年通り6問で、マークシート形式です(一部記述問題あり)。大問1では3分野からそれぞれ1問ずつの小問集合が出題されます。そして大問2と3では地理分野から出題され、大問4では歴史分野から出題され、大問5では公民分野から出題され、大問6では3分野を総合した問題が出題されます。例年この順序での出題が継続されており、全体的な出題形式も変わっていません。平均点は前年度の59.9点から61点程度になる見込みで、前年よりやや易化しました。 全体的に資料の読み取り問題の比重が高く、単純な一問一答形式での出題は少ない傾向にあります。大問1の問1では例年地形図が出題されたり、大問2の問2では4か国の産業を比較した表の読み取りが出題されたりと決まったパターンが存在します。

対策のポイント
「資料や図から読みとる問題」の練習を!

地理・歴史・公民すべての範囲(特に地理と公民)で、統計資料や図を複数組み合わせて考える問題の比重が大きいです。そのため、地形図の地図記号や雨温図の理解など教科書を読み込むだけではなく、実践的な練習が点数につなげるための秘訣です。入試対策用の問題集や模試、過去問を利用して考え方のパターンを身につけましょう。ただ、これらは基礎知識あってのものです。その場で資料を読み取れば正解できる問題は、出題されたとしても1問程度なので、ある程度暗記をしていることは大前提です。

歴史は「時代の並べかえ問題」の対策がキモ!

歴史では過去のことから順に選択肢を並べかえる問題が出題されていますので、年号と出来事や事件を丸暗記することよりも、歴史上の流れを理解して覚えていくほうが問題に対応しやすいです。時系列に沿って「なぜそうなったか?」「当時はどういう考えが主流だったか?」を想像しながら学んでみましょう。こうした勉強をすることで、並べかえ問題以外の対策も同時にできます。また、出来事などに地名が関わる場合、地図で場所を確認しておくことも大切です。

過去4年間の出題実績

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分野 出題内容 2023年 2024年 2025年 2026年
地理的分野 日本の姿
世界の姿
地形
気候
人口
産業・貿易 第一次産業(農林水産業)
第二次産業(工業)
第三次産業(商業・サービス業)
貿易
地域 アジア州
ヨーロッパ州
アフリカ州
南北アメリカ州
オセアニア州
九州地方、中国・四国地方
近畿地方、中部地方
関東地方、東北地方、北海道地方
歴史的分野 日本史 平安時代まで
鎌倉・室町時代
戦国・江戸時代
明治時代以降
世界史 古代
中世
近世
近・現代
テーマ史 政治・外交史
社会・経済史
文化史
公民的分野 政治 現代社会と私たちの生活
個人の尊重と日本国憲法
現代の民主政治、三権分立
地方自治
経済 消費生活と流通
企業と生産活動
財政、国民生活と福祉
国際 地球社会と私たち
経済と貿易
環境問題
時事問題
過去4年間の出題数

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出題形式 2023年 2024年 2025年 2026年
大問数6666
小問数20202020
記号解答18171717
用語記述0000
文章記述2333
作業・作図0000